眠れる獅子が、ついに目覚めた | 参議院選挙結果(2025年7月20日)

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2025年 参議院選挙のまとめ

7月20日に、日本で「参議院(さんぎいん)」という国会(国を動かす大事な話し合いをする場所)のメンバーを選ぶ選挙がありました。これは、国のルールを決めたり、予算を使ったりする「国会議員」の半分を決める、とても大切な選挙です。

どんな結果になったの?

たくさんの政党(同じ考えを持つ人たちのグループ)が選挙に出ましたが、主な結果はこんな感じです。

  • 自民党(じみんとう): 今まで一番たくさんの人たちがいたグループですが、今回はちょっと人数が減ってしまいました。今まで自民党だけで、なんとか「半分より多い人数」をキープしていましたが、今回からは自民党だけでは半分より多くなくなりました。なので、他のグループと協力しないと、国を動かすのが難しくなるかもしれません。
  • 立憲民主党(りっけんみんしゅとう): 自民党の次に人数が多いグループです。今回は、今まで持っていた人数を大きく減らさずに、ほぼ同じくらいの人数をキープしました。
  • 国民民主党(こくみんみんしゅとう): このグループは、なんと人数をすごく増やしました!これからは、自民党と協力することも、立憲民主党などと協力することもできる、大事な立場になるかもしれません。
  • 公明党(こうめいとう): 自民党と協力して国を動かしているグループですが、今回は少し人数が減ってしまいました。
  • 日本維新の会(にほんいしんのかい): 大阪を中心に活動しているグループですが、今回は少しだけ人数が増えました。
  • 参政党(さんせいとう): このグループは、今までほとんど人がいませんでしたが、今回ものすごく人数を増やして、みんなをびっくりさせました!新しい考え方で、多くの人から注目されています。
  • 日本共産党(にほんきょうさんとう): 今回は人数を減らしてしまい、厳しい結果になりました。
  • れいわ新選組(れいわしんせんぐみ): このグループも、少しだけ人数を増やしました。
  • 日本保守党(にほんほしゅとう): このグループは、今回初めて選挙に出て、なんと国会議員を出すことができました!「政治団体」という、まだ「政党」として認められるにはもう一歩、というグループですが、国を動かす場所に入れたのはすごいことです。
  • チームみらい: このグループも「政治団体」ですが、今回初めて国会議員を出すことができました!新しい風を国会に吹き込むかもしれません。

この選挙で何が変わるの?

今回の選挙の結果で、これからの日本の政治がどうなるか、いくつか予想できることがあります。

  1. 自民党の協力相手探し: 自民党は単独で半数以上いられなくなったので、公明党ともっとしっかり協力したり、もしかしたら国民民主党など、他のグループとも話し合って協力を求めるようになるかもしれません。
  2. 新しい声が大きくなる: 参政党や日本保守党、チームみらいのように、今まであまり目立たなかったグループが国会で話せるようになったので、これまでの政治とは違う新しい意見が、もっと聞かれるようになるかもしれません。
  3. 議論が複雑に?: いろいろな考え方を持ったグループが国会に増えたので、何か国のルールを決める時に、今までよりもたくさんの話し合いが必要になるかもしれません。その分、決まるまでに時間がかかったり、意見がぶつかったりすることもあるでしょう。

この選挙は、日本の政治がこれからどう動いていくかを考える上で、とても大切な一歩となりました。


参政党が今回の参議院選挙で躍進した理由:国民の心をつかんだポイント

2025年7月20日に行われた参議院選挙で、参政党という新しい政党が大きく議席を増やし、多くの人の注目を集めました。なぜ、これほどまでに支持を広げることができたのでしょうか?いくつかの理由を一緒に考えてみましょう。

1. 「日本を大切にする」という強いメッセージ

参政党は、「日本人ファースト(日本人のことを一番に考える)」という考え方をとても強くアピールしました。これは、日本の文化や伝統、そして日本人の生活を何よりも大切にしよう、というメッセージです。

具体的には、次のようなことを訴えました。

  • 減税(げんぜい)と積極財政(せっきょくざいせい):
    • 減税とは、国に納める税金(消費税など)を安くすることです。税金が安くなれば、みんなの手元に残るお金が増えるので、暮らしが楽になりますよね。
    • 積極財政とは、国がお金をたくさん使って、経済を元気にしたり、国民の生活を良くしたりすることです。例えば、道路を作ったり、教育にお金をかけたりすることです。
    • 「税金が安くなって、国がもっと国民のためにお金を使ってくれたら嬉しいな」と感じた人は多かったのではないでしょうか?
  • 外国人政策(がいこくじんせいさく)の見直し: 外国から日本に来る人の数や、外国の会社が日本の土地や会社を買うことについて、もっと厳しくルールを作るべきだと主張しました。これは、日本の安全や文化を守るためだ、という考えです。
    • 「日本の土地が外国に買われてしまうのは心配だな」「日本の文化が大切にされるべきだ」と感じる人もいたかもしれません。皆さんは、この問題についてどう思いますか?

参政党は、こうした「日本を大切にする」というメッセージを、他の大きな政党があまりはっきり言わない中で強く打ち出したため、多くの人々の心に響いたと考えられます。

2. インターネット(SNS)を上手に活用した戦略

参政党は、テレビや新聞といった昔からのメディアだけでなく、YouTube(ユーチューブ)やX(旧Twitter)などのSNS(エスエヌエス)をとても上手に使いました。

  • SNSとは、インターネット上で人と人がつながったり、情報を発信したりするサービスのことです。皆さんもLINEやInstagramなどを使っているかもしれませんね。
  • 参政党の代表である神谷宗幣(かみやそうへい)さんなどが、全国各地で街頭演説(がいとうえんぜつ:街中で行う演説のこと)を行い、その様子をYouTubeで生中継したり、短くまとめて「切り抜き動画」としてたくさんの人に届けたりしました。
  • これにより、テレビや新聞を見ない若い世代や、忙しくて情報収集の時間が少ない人たちにも、参政党の考え方が広く伝わりました。
    • 「テレビではあまり見ないけど、YouTubeで面白い動画を見つけた!」という経験はありませんか?インターネットが、今回の選挙で大きな役割を果たしたと言えるでしょう。

3. 「今の政治に不満がある」人たちの受け皿に

多くの国民は、今の政治や社会に対して、何かしらの不満や不安を抱えていることがあります。特定の政党を熱心に応援しているわけではないけれど、「今のままでは良くないな」と感じている人たちを「無党派層(むとうはそう)」と呼びます。

  • 参政党は、既存の大きな政党では解決できないと感じていた問題(例えば、食料の安全や子どもの教育、医療など)について、独自の視点から具体的な提案をしました。
  • 「今の政治は、自分たちの本当の悩みをわかってくれていない」と感じていた無党派層の人たちが、参政党のシンプルなメッセージに「これだ!」と感じて、投票したと考えられます。
    • 皆さんの周りにも、「今の学校のルール、もっとこうだったらいいのに」とか「もっとこうしてほしい」と思うことはありませんか?政治も同じで、多くの人が「もっとこうなってほしい」という気持ちを持っています。参政党は、そうした人たちの声を受け止める場所になったのかもしれません。

4. 他の政党があまり触れないテーマに切り込んだ

選挙では、物価が高いこと(インフレ)や、お年寄りになった時の年金の問題などが主な話題になりがちです。しかし、参政党は、次のような、他の大きな政党があまり深く触れてこなかった問題についても、はっきりと意見を言いました。

  • 食料の安全と農業: 日本の食料を自分たちで作ることの大切さや、遺伝子組み換え食品などへの懸念。
  • 教育: 子供たちの教育のあり方について、既存の教育システムへの疑問。
  • 医療: ワクチンや病気に対する考え方。

これらのテーマは、日常生活に深く関わることですが、これまでの政治では十分に議論されてこなかったと感じる人もいました。参政党がこれらの問題に積極的に取り組む姿勢を見せたことで、「自分の身近な問題に目を向けてくれる政党だ」と感じた人たちの支持を得たと考えられます。


まとめ

参政党の躍進は、インターネットを使った新しい選挙戦略と、「日本を大切にする」という強いメッセージ、そして既存の政治に不満を持つ人々の受け皿になったことが大きな理由と言えるでしょう。

2025年7月20日 第27回参議院議員通常選挙結果(議席数順)

政党名改選前の議席数今回獲得した改選議席数(選挙区+比例)選挙後の参議院総議席数(推計)改選前からの増減(+-)備考
自由民主党11439 (選挙区27, 比例12)101-13非改選62。改選議席を減らし、単独過半数を維持できず。
立憲民主党3822 (選挙区15, 比例7)380改選議席では善戦したが、総議席数は現状維持。
国民民主党917 (選挙区10, 比例7)22+13大幅に議席を伸ばした。
公明党278 (選挙区4, 比例4)21-6改選議席を減らす。
日本維新の会177 (選挙区3, 比例4)19+2議席を若干増やした模様。
参政党114 (選挙区7, 比例7)15+14選挙区・比例ともに大幅に議席を伸ばし躍進。
その他・無所属状況による8 (選挙区8, 比例0)13状況による無所属当選者や、新党・諸派など。
日本共産党113 (選挙区1, 比例2)7-4改選議席を大きく減らした。
れいわ新選組53 (選挙区0, 比例3)6+1議席を増やした。
日本保守党02 (選挙区0, 比例2)2+2初の国会議席獲得。*政治団体
社会民主党21 (選挙区0, 比例1)20議席を維持。
NHKから国民を守る党1010非改選議席のみ。
チームみらい01 (選挙区0, 比例1)1+1比例代表で初の議席を獲得。*政治団体

【おまけ】政党と政治団体のちがい

  • 政党: 国会議員が5人以上いるか、前の国政選挙でたくさんの票(2%以上)をもらったグループです。国から活動するためのお金(政党交付金)がもらえます。
  • 政治団体: 政党の条件をまだ満たしていないグループです。政治活動はできますが、政党交付金はもらえません。でも、今回のように選挙で勝って国会議員を出すことはできます。

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