自民党の新総裁が決定! 日本の行方は?

政治ニュース
自民党総裁選で、高市早苗氏が総裁に決定
  1. 【随時更新中】自民党役員人事
    1. 自民党新執行部
      1. 小林鷹之氏の政務調査会長起用について
      2. 小野寺五典氏の税制調査会長起用について
  2. 自民党総裁選投票結果 2025年10月4日
    1. 高市早苗氏が人民党総裁に決定!
    2. 総裁決定後の高市氏の言葉
    3. 1回目投票結果
    4. 決選投票直前の最終演説
      1. 小泉候補の決選投票最終演説
      2. 高市候補の決選投票最終演説
    5. 決選投票結果 
  3. 候補者の経歴
    1. 高市早苗(たかいち さなえ)
    2. 小泉進次郎(こいずみ しんじろう)
    3. 小林鷹之(こばやし たかゆき)
    4. 茂木敏充(もてぎ としみつ)
    5. 林芳正(はやし よしまさ)
  4. 自民党総裁選という名のリーダー選びと高市新総裁の誕生
    1. 高市新総裁が示す「積極財政」と「安全保障」の強化
      1. 1. 「責任ある積極財政」への転換と財政健全化のバランス
    2. 2. 経済安全保障と防衛力の強化
    3. 3. 外国人政策の見直しと厳格化
  5. 各政党の政策:高市新総裁の誕生に、野党は「対立軸」を鮮明に
    1. 自由民主党(自民党:保守、中道右派 左傾傾向)
    2. 立憲民主党(革新、中道左派、リベラル)
    3. 日本維新の会(保守、右派、リベラル)
    4. 公明党(中道、保守)
    5. 国民民主党(中道、保守、リベラル)
    6. 日本共産党(革新、左派)
    7. 参政党(保守、右派)
    8. れいわ新選組(革新、左派)
    9. 日本保守党(保守、右派)
  6. まとめ: 高市新総裁の誕生で日本はどこへ向かうのか、あなたの選択が未来を決める
  7. 映像で見る総裁選
    1. 総裁選第一回投票結果と小泉進次郎氏、高市早苗氏の最終演説
    2. 総裁選決戦投票結果 【速報】自民党新総裁に高市早苗氏 決選投票で小泉進次郎氏に勝利 日テレニュース
    3. 続いて行われる両院議員総会での高市新総裁の演説

【随時更新中】自民党役員人事

高市早苗氏が自民党総裁に選ばれ、自民党内の役員人事が進められています。高市内閣の発足に際しては、役員を大臣などに引き抜くことも考えているとのことで、このページも随時更新していきます。(高市内閣の閣僚人事はこちら)

自民党新執行部

役職 氏名主な経歴思想・政策の概要
総裁高市 早苗元総務大臣、経済安全保障担当大臣。経済政策では積極財政を主張。安全保障では防衛力強化を掲げ、憲法改正に意欲。
副総裁麻生 太郎元内閣総理大臣、元財務大臣。「正しい保守」「真正保守」を掲げ、時代に合わせた改革を訴える。
幹事長鈴木 俊一元財務大臣。財務大臣の経験を活かし、国内外の課題解決に取り組む姿勢。
総務会長有村 治子元女性活躍担当大臣。自由民主主義を重視し、教育や憲法改正に関心が高い。
政務調査会長小林 鷹之元経済安全保障担当大臣。教育を国力強化の根幹とし、経済・防衛力強化、憲法改正を目指す。
選挙対策委員長古屋 圭司元拉致問題担当大臣。北朝鮮や台湾問題への関心が高く、安全保障に重点を置く。
税制調査会長小野寺五典政調会長、元防衛大臣防衛大臣の経験から、安全保障問題に精通していることで知られる。

小林鷹之氏の政務調査会長起用について

総裁戦を戦った小林鷹之氏は、政務調査会長として起用されました。

政務調査会長は、党全体の政策立案を統括。幹事長、総務会長と並ぶ自民党の「党三役」であり、党の重要ポストで、党全体の政策立案を統括する役割を担います。

また、税制調査会は政務調査会の下部組織となりますので、税金に関する法案や決定にも影響を及ぼすポジションです。

高市氏からは「全国民の代表者」として国会に送って頂いた国会議員達が必要だと考える税制の方向性を闊達に議論できる税制調査会にガラッと変えることを指示されています。

小林政調会長には、「税制調査会のスタイルそのものをガラッと変えて欲しい」という私の希望を、お伝えしました。

つまり、財務省出身の税の専門家だけで税制調査会の役員を固めるのではなく、憲法上「全国民の代表者」として国会に送って頂いた国会議員達が必要だと考える税制の方向性を闊達に議論できる税制調査会です。

例えば…ですが、「物価高の中で手取りを増やす税制が必要」「ガソリンや軽油の価格を下げる税制が必要」「事業者が生産性を上げる為に設備投資しやすい税制が必要」「研究開発を支援する税制が必要」など、国会議員は「税制によって達成したい目標」を示すのが主な役目だと思います。

必要財源も考えながら、税率や対象や適用期限など、細かい制度設計は、優秀な財務省の官僚が案を作って下さいます。

その案を、税制調査会の役員会で精査した上で、税制調査会の全体会議(国会議員は自由に参加可能)で議論をして決める。 税制調査会長には、政調会長も務められた小野寺五典衆議院議員が内定しましたが、他の役員人事は小林政調会長にお任せしましたので、楽しみにしています。

高市早苗氏Xより

小野寺五典氏の税制調査会長起用について

ガソリン暫定税率廃止や年収103万円の壁を阻止し続けたラスボス宮沢洋一氏の後任として、通称インナー(財務省出身者などで固められ、税制に関してはここで決められたことが絶対となる組織)以外から起用されました。

小野寺氏は、政調会長として暫定税率廃止や103万円の壁に対しても各党との意見調整をしてきていましたので、各党の言い分も税制調査会の言い分もよくわかっている人物です。

自民党総裁選投票結果 2025年10月4日

高市早苗氏が人民党総裁に決定!

決選投票数は、議員 295票(うち無効票1)、 党員票(地方票) 47票で行われました。

高市氏が議員票149票、党員票36票の計185票 小泉氏が議員票145票、党員票11票で計156票となり、高市氏が自民党の総裁に決定しました

総裁決定後の高市氏の言葉

皆様、本当に多くの皆様とともに、自民党の新しい時代を刻みました。まことにありがとうございます。

まず、これまで衆参とも少数与党という厳しい、厳しい状況の中で、丁寧に丁寧に野党の皆様とも付き合われてご苦労を重ねられ、そしてまた、去年の総裁選挙のときに、強く訴えておられた防災庁の設置、地方創世、大きな道を開いてくださった石破総裁にここよりの敬意をもって感謝を申し上げます。ありがとうございました。

私は今、うれしいというよりも、本当にこれからが大変。皆様と力を合わせてやらなきゃいけないことが山ほどある。そう思っております。たくさんの政策、それもスピーディーに実行しなければいけないこと、たくさんござます。そして、皆様とともに自民党をもっと気合の入った明るい党にしていく。多くの方の不安を希望に変える党にしていく、そのための取組も必要です。

先ほど申し上げました通り、私は約束を守ります。全世代総力結集で、全員参加でがんばらなきゃ立て直せませんよ。

だって、今、人数少ないですし、もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて、働いてまいります。

みなさまにもぜひとも、日本のためにまた、自民党を立て直すために、たくさん、たくさんそれぞれの専門分野でお仕事をしていただきますよう心からお願いを申し上げます。

そしてこれから私はちゃんと謙虚にやって参りますので、、今「そう」という声が聞こえました。さまざまなご指導を賜りますようお願いを申し上げます。まことにありがとうございました。

1回目投票結果

候補者名議員票党員票合計
高市早苗94票122票(41.4%)216票
小泉進次郎75票83票(26.3%)158票
林芳正84票59票(19.4%)143票
茂木敏充28票22票(7.0%)50票
小林鷹之14票11票(5.9%)25票
合計295295590
  • 議員票: 国会議員295名による投票。
  • 党員票: 全国の党員・党友票を換算した295票。

決選投票直前の最終演説

1回目の投票では、過半数を獲得した候補者がいなかったため、上位2名である高市氏と小泉氏による決選投票が行われました。

小泉候補の決選投票最終演説

小泉進次郎です。よろしくお願いいたします。まず、逢沢委員長始め、選管の委員の皆さん、そして党職員の皆さん、また、この総裁選を12日間全国地方で支えていただいた地方組織の皆さん、本当にありがとうございました。また、昨年、この決勝戦にたどり着けなかった私を、今回この舞台に立たせてくれた同志の皆さん。党員・党友の皆さん、本当にありがとうございます。

 1年前、私は結果が出ず、自分の力不足、未熟さと向き合い、また支えてくれた仲間たちの気持ちに、全国の皆さんの気持ちに応えることができなかった申し訳なさと向き合い続けました。まさかその1年後にこの場に立つことができているとは想像もしませんでした。なぜそれが可能となったのか。少しはこの1年で成長したかもしれませんが、それが最大の要因ではないと思います。最大の要因は、1年前あのような結果にも関わらず、決して見捨てず、離れないでいてくれた同志の皆さんのおかげであり、それどころか、私ができなかった部分の仲間作りまで広げてくれた。そんな仲間たちに恵まれたおかげであります。おかげで、この舞台に立てました。私がもしも総理総裁になった暁には、今度は私が皆さんに活躍の機会を作る番です。

 4候補の皆さん、本当にありがとうございました。4候補の皆さんはもちろん、1人1人全ての皆さんと、挙党態勢を作り、そしてこの総裁選で私が訴えた自民党が一つになること、一つになって、国民の皆さんが求めている物価高の対策、治安の不安、そして外交安全保障の不安。一つ一つの不安に向き合って、それを野党とともに前に進める体制を私は必ず作ってまいります。

 今日この結果を見届けている間、2009年の私が初当選の後に、この8階ホールで見た景色を思い返しておりました。私の国会議員生活の初めての総裁選は谷垣総裁と西村康稔さんと河野太郎さんの3人による総裁選から始まりました。そして、安倍総理と石破総理が戦われたあの総裁選も含め、今まで何度も総裁選を見てきたこの舞台に今私が立てている。

 この総裁選で確信したことは自民党にはまだまだ国民の皆さんの役に立てる、そういう力がある。この総裁選を決して候補者間の分断や、また違いを際立たせるのでなくて、むしろ大きな方向性で我々が共有してるものに目が向くような、そんな対立ではなく融和の総裁選にしていただいたことは皆さん全員のおかげであります。ともに自民党を一つに、そして政治を前に、日本を前に進めていこうじゃありませんか。

 これから最後の審判に臨みますが、私が改めて申し上げたいことは、感謝の一言に尽きます。12日間お支えいただいた全ての皆さん、心から感謝を申し上げ、私の最後のご挨拶と代えさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

高市候補の決選投票最終演説

高市早苗でございます。再びこの場に立たせていただけるということはここにおいでになる国会議員や地方議員の皆様そして全国の党員の皆様多くの国民の皆様のおかげでございます。まずもって、深く感謝を申し上げます。

この12日間5人の候補者たちは議論を戦わせました。日本を思う気持ちはみんな同じ。それぞれの良さを生かし合いたいと強く思いました。ライバルたちは固い絆の同志になりました。茂木候補、林候補、小泉候補、小林候補ありがとうございました。選挙管理委員会の皆様、また党職員の皆様、スタッフの皆様も本当にありがとうございました。

 私がなぜ今回の総裁選挙に臨んだか。それは日本の今と未来のために自民党が変わらなければならない。この強い危機感からでございます。今の暮らしや未来への不安を希望に変える政治を作っていきたいと、そう思いました。日本と日本人を心から愛するものとして、日本と日本人の底力を信じてやまないものとして、私は三度、立候補いたしました。

自民党はこれまで数々の難題に当たり、将来を見据えてやるべき政策を堂々と実行をして参りました。しかし、昨今、全国各地で厳しいお声を伺います。自民党が何をやりたい政党なんかようわからんようなった。暮らしの厳しさをわかっているのか。自民党の政策には夢がない。これが一番ショックでした。野党のときにも支え続けてくださった岩盤支持層の皆様、また保守層の方々、党員の皆様からは特に厳しいお声をいただきました。国民の皆様のお声に耳を傾けていく、みんなで訴えてきた総裁選でございました。

 その締めくくりと始まりの今です。全国の党員、国民の皆様が固唾を飲んで、自民党の覚悟を見守っておられます。私は今日この場において、ご一緒している議員の皆様とともに、自民党に新たな歴史を刻みたい。我が党は立党70年。政治は国民のもので始まる立党宣言に立ち返りましょう。常に進歩を目指す保守政党です。そして自民党は専門人材の宝庫です。これが自民党の強みです。全員参加、そして全世代総力結集この方針で臨んでまいります。

 私にも至らぬ点、多々ございます。常に自らを省み、内外の諸課題に対峙するときにも、謙虚な姿勢で政権運営に臨みます。まずは物価高対策をしっかりやりましょう。中小事業者、また病院、介護施設、生活者の皆様のご苦労に寄り添う対策をしっかりと講じます。強い日本経済を取り戻すために、日本が優位性を持つ技術この社会実装と市場展開いたします。

また地域を守る、稼げる農林水産業の育成に力を注ぎます。日本の平和を守るために、日米同盟を基軸に、同志国連携を強化し、自由で開かれたインド太平洋を主導します。そして課題や懸案を持つ国だからこそ対話を重視する、そうした姿勢で外交に臨みます。私は常に国益を第一に、バランス感覚を持って国家経営にあたる。そういう覚悟でございます。日本列島を強く豊かに、そして次の世代に引き継いでまいりましょう。私高市早苗に、皆様の熱い心をお託しくださいませ。本当にありがとうございました。

決選投票結果 

決選投票は、上位2候補に対して議員票295票(うち無効1票) 党員票(地方票) 47票で行われました。党員票は、各県1票となります。党員票1位に2候補がいない場合には2位の人の票となります。

候補議員票党員票合計
高市早苗氏149票36票185票
小泉進次郎氏145票11票156票
294票47票341票

候補者の経歴

高市早苗(たかいち さなえ)

  • 生年月日: 1961年3月7日
  • 学歴: 神戸大学経営学部を卒業。
  • 主な経歴:
    • 松下政経塾出身。
    • アメリカ連邦議会立法調査官やテレビ朝日キャスターを経験。
    • 近畿大学経済学部教授を経て、政治家に転身。
    • 2021年と2024年の総裁選にも立候補し、保守派の論客として知られる。
    • 経済安全保障担当大臣などを歴任。
    • 選挙区は奈良2区で、当選回数は衆議院10回。
  • その他: 2025年の総裁選では、1回目の党員票で北海道、東京、大阪などでトップに立ったことが報じられた。 

小泉進次郎(こいずみ しんじろう)

  • 生年月日: 1981年4月14日
  • 学歴: 関東学院大学経済学部を卒業後、コロンビア大学院で政治学修士号を取得。
  • 主な経歴:
    • 米国戦略国際問題研究所(CSIS)研究員を経て、父・小泉純一郎元首相の秘書を務める。
    • 2009年に衆議院議員に初当選し、現在6期目。
    • 環境大臣などを歴任。
    • 若手議員のホープとして知られる。
  • その他: 2025年の総裁選では、ニコニコ動画でのステルスマーケティング疑惑が報じられたが、本人は関与を否定し、謝罪した。1回目の党員票では、青森、茨城、沖縄などでトップに立つなど健闘した。 

小林鷹之(こばやし たかゆき)

  • 生年月日: 1974年11月29日
  • 主な経歴:
    • 経済安全保障担当大臣、内閣府特命担当大臣(科学技術政策・宇宙政策)、防衛大臣政務官などを歴任。
    • 衆議院財務金融委員会筆頭理事も務める。

茂木敏充(もてぎ としみつ)

  • 生年月日: 1955年10月7日
  • 学歴: 東京大学を卒業。
  • 主な経歴:
    • 外務大臣、経済産業大臣などを歴任。
    • 自民党幹事長も務めた。
  • その他: 2025年の総裁選に立候補。 

林芳正(はやし よしまさ)

  • 生年月日: 1961年1月19日
  • 主な経歴:
    • 内閣官房長官(第89代)、外務大臣、沖縄基地負担軽減担当大臣、拉致問題担当大臣などを歴任。
    • 参議院議員を5期、衆議院議員を2期務める。

自民党総裁選という名のリーダー選びと高市新総裁の誕生

私たち日本がどの方向へ進むのか、その針路を決める重要な出来事が、令和7年(2025年)10月4日に起こりました。それが、与党である自由民主党(自民党)の新しい総裁(党のリーダー)を決める「自民党総裁選挙」です。自民党は国会で最も多くの議席を持っているため、総裁に選ばれた人が実質的に日本の内閣総理大臣(首相)になることが決まります

今回の総裁選では、高市早苗氏が新たな自民党総裁に選ばれました。高市氏は、日本の政治の中でも特に「保守的」で「右派」とされる考え方を強く持っている政治家として知られています。彼女の当選は、自民党の政策の方向性は、菅政権、岸田政権、石破政権とこれまでとってきた親中、緊縮財政路線から、「国力の強化」と「積極的な財政出動」を重視する保守的な方向にシフトすることを意味しています。

高市氏が総裁選に出馬するにあたり、令和7年(2025年)9月19日に行った出馬表明会見や、同年9月24日の所見発表演説会での発言を見ると、彼女の目指す政治の骨格が見えてきます。高市氏は「日本をもう一度高い位置に押し上げる」と決意を表明し、特に経済安全保障外国人政策の見直しを強く訴えました。

高市新総裁の誕生は、他の野党にとって、自民党との対立軸を明確にし、次の総選挙に向けて支持を集めるための大きな転換点になります。各党は、高市氏の掲げる政策に対し、賛成、反対、あるいはより強い独自の対案を示すなど、早くも反応を見せています。

参照元:自由民主党 高市早苗候補 所見発表演説要旨(令和7年9月24日)、自民党・高市早苗氏 総裁選出馬表明会見(令和7年9月19日)

高市新総裁が示す「積極財政」と「安全保障」の強化

高市新総裁が日本のリーダーとなることで、今後最も議論されることになる三つの大きな論点があります。

1. 「責任ある積極財政」への転換と財政健全化のバランス

高市氏が最も実現したい政策の柱として掲げているのが、「責任ある積極財政」です。彼女は、従来の「行き過ぎた緊縮財政(政府がお金を使うのを極端に抑えること)」から脱却し、「危機管理投資と成長投資」を大胆に行うべきだと主張しています。

高市氏は、令和7年(2025年)9月19日の会見で、これが「暮らしの安全安心の確保」と「強い経済」の両方を実現するものだと説明しています。具体的には、官民が連携して投資を拡大し、先端技術を開花させるための「戦略的な財政出動」を行うとしています。また、生活の安全保障として、ガソリンと軽油の暫定税率を廃止することや、年収の壁を引き上げることなどを政策に盛り込んでいます。

この積極財政は、景気回復につながる期待がある一方で、財政赤字のさらなる拡大につながるのではないかという批判が野党から集まっています。高市氏は「財政健全化が必要だということを一度も否定したことはない」と述べ、将来的には税収の自然増によって財政を立て直す考えを示しています。

参照元:自民党・高市早苗氏 総裁選出馬表明会見(令和7年9月19日)、選挙ドットコム 高市早苗氏の政策(令和7年9月19日)

2. 経済安全保障と防衛力の強化

二つ目の大きな論点は、「経済安全保障」と「防衛力」の強化です。高市氏は、国の究極の使命は「国民の生命と財産を守り抜くこと」だと主張しています。

経済安全保障では、特に核融合などの先端技術を日本国内で確保・開発し、エネルギー自給率を100パーセントに引き上げることを目指すとしています。これは、化石燃料の輸入に頼り、資源国に頭を下げる外交を終わらせたいという考えに基づいています。また、ワクチンや医療品についても、生産ノウハウや人材を日本国内で完結できる体制を構築するとしています。

防衛力については、日本への武力攻撃を早期に排除するため、自衛隊が直ちに行動する体制を強化し、同盟国である米国との役割分担を明確にするとしています。このような保守的な政策の強化は、日本の国際的な役割外交姿勢を大きく変える可能性があり、憲法改正の議論にもつながるため、野党からは大きな警戒の声が上がっています。

参照元:自由民主党 高市早苗候補 所見発表演説要旨(令和7年9月24日)、自民党・高市早苗氏 総裁選出馬表明会見(令和7年9月19日)

3. 外国人政策の見直しと厳格化

高市氏の政策で特に注目されているのが、外国人政策の見直しと厳格化です。高市氏は、日本列島を強く豊かにするためには、公平で公正な日本を実現する必要があるとし、「日本人の気持ちを踏みにじって喜ぶ人が外国から来るようなら、何かをしないといけない」と述べています。

具体的には、経済的な動機で入国し、偽りの難民を主張する人には厳格に帰国を促し、不法滞在の人にも厳格に法律を守ってもらうために、入国警備官などの人員や待遇を改善する必要があるとしています。

また、毎年、文化等が違う人たちを国内に入れる政策いったん見直す必要があると主張しています。これは、日本の伝統と治安を守ることを重視する高市氏の姿勢が強く表れたもので、人権団体やリベラル政党からは、「排他的ではないか」という強い批判と懸念が生じる論点となっています。

参照元:自由民主党 高市早苗候補 所見発表演説要旨(令和7年9月24日)

各政党の政策:高市新総裁の誕生に、野党は「対立軸」を鮮明に

各党の考え方や主張は最新の各政党ホームページの政策や公約、党首の発言、ニュース記事などを参考にしています。各政党の考え方を見て、自分の考え方に合う政党はどこかを選んでみましょう。

自由民主党(自民党:保守、中道右派 左傾傾向)

【方針】高市新総裁の下での一致団結と政策推進

高市氏の総裁選勝利を受け、自民党内では「挙党一致(党全体が一つになること)」で新体制を支える方針が確認されています。高市氏が掲げた「責任ある積極財政」や「経済安全保障の強化」は、保守派が長年求めてきた政策であり、党内での支持基盤は強固です。今後、党は高市新総裁の指導力の下、「国民の生命と財産を守り抜く」という究極の使命を果たすため、外交・防衛政策を優先的に進めるとともに、「物価高から暮らしと職場を守る」ための具体的な施策を速やかに実行に移すとしています。新総裁の誕生は、低迷していた党の支持率を回復させる大きな機会と捉えられています。

参照元:自由民主党 高市早苗候補 所見発表演説要旨(令和7年9月24日)

立憲民主党(革新、中道左派、リベラル)

  • 【反対】高市新総裁の「保守政治」を厳しく追及し、分配重視の経済政策を訴える

立憲民主党は、高市新総裁の誕生に対し、「右寄りの政策」への懸念を強く表明しています。特に、高市氏の掲げる「責任ある積極財政」については、財政規律が緩むことで将来世代に大きな負担を押しつけ、「一部の富裕層や大企業優遇の政治」に逆戻りするのではないかと批判しています。外交・安全保障政策についても、憲法第9条の平和主義に反する「前のめりな防衛力強化」を牽制しています。立憲民主党は、高市政権との対立軸として、「人への投資」や「公正な分配」を重視した経済政策を前面に押し出し、格差の是正を目指す姿勢を鮮明にしています。

参照元:立憲民主党 政策・公約(令和7年最新版)

日本維新の会(保守、右派、リベラル)

  • 【一部賛成、一部反対】「身を切る改革」と「統治機構改革」を対案として提示

日本維新の会は、高市氏の「強い経済と安全保障」を目指す方向性については一定の理解を示しつつも、「身を切る改革」が不十分であると指摘し、自民党政治の「古い体質」を変えることこそが最優先だと主張しています。

令和7年(2025年)7月に発表された「維新八策2025」を基に、高市政権への対案として、社会保険料を下げて現役世代の負担を軽減する改革や、首相公選制・一院制の実現など、統治機構の改革を強く求めています。特に、「教育・保育の無償化」の財源確保策など、徹底した行財政改革を通じて国民負担を減らす政策を高市政権に突きつけています。

参照元:日本維新の会 維新八策2025 個別政策集(令和7年7月)、2025年参院選マニフェスト(令和7年6月30日)

公明党(中道、保守)

【協力】連立政権の一員として「公明党らしさ」を発揮

自民党と連立政権を組む公明党は、高市新総裁の誕生を歓迎し、引き続き連立政権を維持する方針です。しかし、高市氏の保守色が強い政策に対しては、「国民生活の目線」を反映させるよう、公明党独自の主張を貫く姿勢を示しています。特に、子育て支援や福祉政策といった、公明党が重視する分野において、高市氏の積極財政の恩恵が低所得者層や生活に困窮する人にも確実に届くよう、政策に反映させるため、高市新総裁と緊密に協議していく構えです。

参照元:公明党 政策・公約(令和7年最新版)

国民民主党(中道、保守、リベラル)

【是々非々】政策本位で向き合い、賃上げ・可処分所得増を求める

国民民主党は、高市新総裁の掲げる政策に対し、「是々非々(良いものは賛成し、悪いものは反対する)」の姿勢で臨むとしています。高市氏が訴える「ガソリン税の暫定税率廃止」など、国民の「可処分所得(自由に使えるお金)」を増やすための経済対策については、実現に向けて協力する用意があるとしています。一方で、高市氏が目指す「外国人政策の見直し」などについては、人権的な観点から「健全な議論」を求め、独断的な政策決定には慎重な姿勢を示しています。重点政策として、「給料が上がる経済」の実現に向けた具体的な施策を提言していくとしています。

参照元:国民民主党 政策・公約(令和7年最新版)

日本共産党(革新、左派)

【反対】高市新総裁の「歴史観」と「軍拡」路線を厳しく批判

日本共産党は、高市新総裁の誕生を「極めて危険な政治の暴走」につながるものとして、最も強く批判しています。高市氏の保守的な歴史観や、「軍事力の強化」を最優先する安全保障政策に対し、「憲法改悪(憲法を変えること)」への動きを許さないという強い決意を表明しています。経済政策についても、大企業や富裕層を優遇する「アベノミクス(故安倍元首相の経済政策)路線の継承」だと断じ、格差と貧困を拡大させるものとして反対しています。共産党は、消費税の減税や平和外交への転換を訴え、高市政権との全面対決の姿勢を鮮明にしています。

参照元:日本共産党 政策・公約(令和7年最新版)

参政党(保守、右派)

【注文】「国益」を最優先し、真の「自立」に向けた具体策を求める

参政党は、高市新総裁の「国益重視」や「外国人政策の見直し」といった保守的な主張に対し、方向性としては共感しつつも、「理念倒れに終わらせず、具体的な実行力を示せ」と注文をつけています。

特に、高市氏が掲げる「エネルギー自給率100%」の目標など、日本の真の「自立」につながる政策については、その実現に向けた予算の確保や規制緩和を徹底して行うよう要求しています。参政党は、高市政権の政策を評価しつつも、「真に国民のためになるのか」という視点から、独自の政策提言を続けていくとしています。

参照元:参政党 政策・公約(令和7年最新版)

れいわ新選組(革新、左派)

【反対】「積極財政」を批判し、徹底した生活支援策を要求

れいわ新選組は、高市新総裁の積極財政について、その使途が「軍事費や大企業への投資」に偏るのではないかとして反対しています。高市政権の掲げる「強い経済」ではなく、「国民の生活を守る」ことを最優先すべきだと主張しています。消費税の廃止や低所得者への一律給付など、徹底した生活支援策を高市新総裁に要求し、国会では弱者やマイノリティ(少数派)の声を代弁する形で、高市政権の政策を厳しく追及していく構えです。高市氏の外国人政策の厳格化についても、人権侵害につながるとして強く反対しています。

参照元:れいわ新選組 政策・公約(令和7年最新版)

日本保守党(保守、右派)

【期待】日本の安全保障と国益最優先を歓迎し、実行力に期待

日本保守党は、高市新総裁の誕生を歓迎する意向を示しています。高市氏が掲げる「国の究極の使命」として「国民の生命と財産、領土領海領空資源を守り抜く」という姿勢や、経済安全保障の強化など、「国益最優先」の保守的な政策が、自党の主張と一致していると評価しています。特に、エネルギー自給率の向上や外国人政策の見直しといった、従来の自民党政権では踏み込みが甘かった分野での「実行力」に期待を寄せています。

参照元:日本保守党 政策・公約(令和7年最新版)

まとめ: 高市新総裁の誕生で日本はどこへ向かうのか、あなたの選択が未来を決める

令和7年(2025年)10月4日に高市早苗氏が自民党の新しいリーダーとなったことで、日本の政治は「保守的な政策の強化」という明確な方向性を持つことになりました。高市新総裁は、大胆な財政出動で経済を成長させ、防衛力と経済安全保障を強化することで「強い日本」を取り戻すことを目指しています。

これに対し、立憲民主党や日本共産党などのリベラル・革新政党は、財政規律の緩みや平和主義の後退、人権問題への懸念から強く反対し、「分配重視の政治」を対立軸として掲げています。一方、日本維新の会や国民民主党は、政策の中身によって是々非々で臨み、「身を切る改革」や「可処分所得の増加」など、独自の要求を高市政権に突きつけています。

この状況は、次の総選挙が、「高市氏が目指す強い保守政治」と「野党が訴える分配・改革・平和の政治」という、非常にわかりやすい二つの選択肢を国民に提示することになる可能性を示しています。

日本が「国力の強化と自立」を最優先にすべきなのか、それとも「社会保障と分配、人権を重視した安定した暮らし」を最優先にすべきなのか。高市新総裁の誕生は、私たち一人ひとりの政治への関心と未来に対する選択を問いかけています。あなたは、日本の進むべき方向として、どちらの政策に一票を投じたいですか。この問題を深く理解し、未来を決める選挙に自分の意思を反映させることが、私たちに求められています。

映像で見る総裁選

総裁選第一回投票結果と小泉進次郎氏、高市早苗氏の最終演説

※動画の開始位置を第一回投票結果が発表される53:33に合わせています。続いて両氏の最終演説になります。

総裁選決戦投票結果 【速報】自民党新総裁に高市早苗氏 決選投票で小泉進次郎氏に勝利 日テレニュース

続いて行われる両院議員総会での高市新総裁の演説

進行は有村治子議員(総会長)。逢沢一郎選挙管理委員長の報告、高市早苗新総裁のあいさつと続きます。有村さんニコニコですね。

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