韓国人「立ち入り禁止」のワケ

外国人の問題
対馬の和多都美神社

迷惑な韓国人観光客と対馬の人々の苦悩

長崎県の離島、対馬(つしま)にある和多都美(わたづみ)神社が、2024年6月に韓国人観光客に対して「立ち入り禁止」の措置をとったことが大きな話題になりました。このニュースを聞いて、「え、なんでだろう?」って思った人もいるかもしれません。観光客を受け入れることは、地域経済にとっても良いことのはずですよね。

しかし、この背景には、対馬の人々が長年抱えてきた悩みや問題があるのです。今回は、なぜこのような事態になってしまったのか、そして対馬が直面している課題について、一緒に考えていきましょう。

対馬ってどんなところ?

対馬は、長崎県に属する島ですが、地理的には韓国にとても近いんです。なんと、韓国の釜山(プサン)市から対馬の比田勝港まで船で最短1時間半。距離にして約50kmしか離れていません。この近さから、対馬は昔から韓国との交流が盛んでした。

近年は、その手軽さから多くの韓国人観光客が対馬を訪れるようになり、観光客全体のおよそ8割を占めるまでになりました。しかし、観光客が増えるにつれて、いくつかの問題も浮上してきたのです。

なぜ立ち入り禁止になったの?

韓国人の目に余るマナー違反

和多都美神社が韓国人観光客の立ち入りを禁じた主な理由は、マナーの悪さがエスカレートしたためです。具体的には、参拝目的ではなく神社を訪れ、タバコのポイ捨てや唾を吐き捨てるなどの迷惑行為を繰り返し、神社境内でのお供え物を盗んだり、立ち入り禁止区域に入って魚を釣ったり、挙句の果てには境内でたき火をするなど、危険で無責任な行為が相次いだといいます。

このような行為が続いた結果、神社側は「これ以上、神聖な場所を守ることができない」と判断し、苦渋の決断として「立ち入り禁止」の措置をとるに至りました。また、迷惑行為の様子をSNSで発信し、この投稿は大きな反響を呼び、多くのメディアに取り上げられました。

韓国のメディアでは、この張り紙を「外国人差別」だと指摘する声もありました。一方で、神社には「同じ韓国人として申し訳ない」という謝罪や応援のメッセージが、韓国人からも多数寄せられているとのことです。神社側は一部の悪質な観光客のために全員を排除しなければならない現状に、疲労感をにじませています。

迷惑行為は過熱。さらに挑発を続ける韓国人観光客。

しかし、張り紙を貼ってからも迷惑行為は改善されておらず、むしろ挑発的に騒いだり喫煙したりする韓国人もいるといいます。

神社が6月に「韓国人出入り禁止」を表明し、一時は迷惑行為が沈静化していましたが、わずか2週間足らずで問題が再燃したとのことです。

張り紙を見てわざと大声で騒いだり、喫煙したり、唾を吐き捨てる韓国人も多く、神社の敷地外にも大量のタバコの吸い殻が不法投棄される状態になったといいます。

一方、神社の決定を支持する韓国人からのメッセージも届いています。「私は韓国人であり、韓国人があなたの施設に入ることを禁止するというあなたの決定を支持します。常識やマナーのない『失礼な』韓国人があなたの場所を訪れたことは非常に残念です」といった内容や、「同じ韓国人として本当に申し訳ありません。代わりに謝ります」といった謝罪のメッセージもありました。

しかし、広報担当者は「わたしは、韓国人の謝罪に何度も騙されているので、心を鬼にして信じないことにしています」と複雑な心境を明かしています。また、丁寧なメッセージとは対照的に、「呪い呪い呪い呪い呪い」「死んで死んで死んで死んで死んで」といった誹謗中傷のメッセージや、批判的なGoogleのクチコミも寄せられているとのことです。

対馬に来る韓国人は貧しい人が多いってホント?

対馬を訪れる韓国人観光客は、お金をあまり使わない人が多いという指摘があります。これは、韓国国内の経済格差が背景にあるとされており、貧困層の人々が片道1万円程度の船賃で、物価の安い対馬に来て安価なレジャーを楽しんでいるという見方もあります。

観光でお金を落とさないとなると、地元の経済への貢献も少なく、マナー問題だけが目立ってしまうことになります。この状況が、対馬の人々の不満をさらに高める要因の一つになっています。

対馬が「韓国人の町に」なってしまうかも。

海上自衛隊 対馬防備隊本部を囲むように韓国資本の宿泊施設が建設されている。

対馬には、韓国人観光客をターゲットにした韓国資本の店が増え、日本人向けの店が減っているという現状があります。韓国人が土地を購入する事例も増えており、海上自衛隊の対馬防備隊本部の周辺にも韓国資本の宿泊施設が建設されていて、「安全保障だいじょうぶ?」「対馬が韓国の植民地のようになっている」という声さえ聞かれるほどです。

少し話題が逸(そ)れますが、立憲民主党や共産党などが進める「外国人参政権」が認められた場合、対馬の政治が韓国人の意向に大きく左右される可能性があるという懸念にもつながっています。

対馬市の人口は約2万6000人ですが、市議会議員に当選するにはわずか300~400票で足りると言われています。もし外国人参政権が認められれば、対馬に住む韓国人が団結し、市議会議員を当選させてしまう可能性も否定できません。そうなれば、まさに「韓国人の町」になってしまうかもしれないのです。

こんなこともありました。対馬から盗まれた仏像の顛末(てんまつ)

国指定重要文化財「銅造観世音菩薩坐像」

また少し話題が飛びますが、対馬では2012年、観音寺(かんのんじ)から仏像(国指定重要文化財「銅造如来立像」)や海神神社から重要文化財「銅造如来立像」、多久頭魂神社から長崎県指定有形文化財の「大蔵経」が8人の韓国人窃盗団によって盗まれるという事件がありました。

韓国人窃盗団は逮捕されましたが「大蔵経」は行方不明に。海神神社の「銅造如来立像」は、2015年に返還されました。

「銅造如来立像」については、14世紀に日本の略奪者によって対馬に持ち込まれたものだと韓国側が主張し、長らく日本に返還されていませんでした。

しかし、2023年に韓国の最高裁が「仏像の所有権は日本側にある」と判断を下し、2025年5月12日、盗難から実に12年7カ月ぶりに観音寺に返還されました。現在は、対馬博物館で保管、展示されています。なんかひどい話だと思いませんか?

政治家たちはどう考えているの?

今回のテーマは、外交、観光、文化財など、さまざまな分野に関わる複雑な問題です。各政党がどのような考えを持っているのか、見ていきましょう。

自由民主党(自民党:保守、中道右派 左傾傾向)

マナーの悪い観光客や窃盗団の問題に対しては、個人の行動として、日本の法律やルールをしっかり守るよう働きかけるべきという立場です。また、文化財の窃盗など明確な犯罪行為については、外交ルートを通じて毅然とした態度で臨み、再発防止策を強化すべきだと考えています。

立憲民主党(革新、中道左派、リベラル)

立憲民主党は、文化や伝統を尊重し、共生社会を目指す立場です。マナー問題の根本には文化の違いや情報不足があると考え、多言語での案内強化や、お互いの文化を理解するための交流を促すことが大切だと考えています。文化財の窃盗問題については、国際的な協力を通じて解決を図るべきだとしています。

日本維新の会(保守、右派、リベラル)

日本維新の会は、観光客のマナー問題や窃盗団に対し、日本の治安や安全を保つために、毅然とした態度で臨むべきだという立場です。悪質な行為や犯罪行為に対しては厳しく対処し、国や地域のルールを守らない人には、入国規制なども含めて検討すべきだと考えています。

公明党(中道、保守)

公明党は、平和的な国際交流を重視する立場です。マナー問題については、互いの文化や習慣を尊重し合うための啓発活動が重要だと考えています。文化財の窃盗については、盗まれた文化財の早期返還を求める外交的な努力が必要だと主張しています。

国民民主党(中道、保守、リベラル)

国民民主党は、日本の国益を守ることを前提に、健全な国際交流を促進するべきだという考えです。マナー違反については、地元住民の生活環境を損なわないよう、行政が主体となって対策を講じる必要があると主張しています。文化財の窃盗は許されることではなく、国際的な連携で防止策を強化すべきだと考えています。

日本共産党(革新、左派)

日本共産党は、国際的な友好関係を築くことを重視しています。マナー問題については、個別のトラブルとして捉えるのではなく、互いの文化を理解するための対話が重要だと考えています。文化財の窃盗については、平和的な解決を求めています。

参政党(保守、右派)

参政党は、日本の主権と伝統文化を守ることを最優先に掲げています。マナーの悪い観光客や窃盗団に対しては、日本のルールに従えないのであれば、受け入れるべきではないという厳しい姿勢です。窃盗団による犯罪行為については、厳罰に処すべきだと主張しています。

れいわ新選組(革新、左派)

れいわ新選組は、弱い立場にある人々を守ることを重視しています。観光客のマナー問題については、文化の違いによる誤解も含まれている可能性があるとして、一方的に非難するのではなく、対話を通じて解決策を探るべきだと考えています。窃盗団による犯罪行為については、法に基づいて厳正に対処すべきだという立場です。

日本保守党(保守、右派)

日本保守党は、日本の国益を第一に考え、文化や伝統を守ることを強く主張しています。マナー違反に対しては、外国人であろうと日本人であろうと、日本の法律や習慣を守るよう徹底させるべきであり、毅然とした対応が必要だという立場です。文化財の窃盗は国益を著しく損なう犯罪行為であり、断固として許さないという姿勢です。

まとめ

今回の対馬の事例は、単なる観光客のマナー問題ではなく、地域の文化や生活、さらには安全保障にまで関わる複雑な問題であることがわかります。

観光客が増えることは経済的にプラスになる一方で、その国の文化やルールを理解しない人が増えると、地元の人々との間で摩擦が生まれてしまう可能性があります。

このような問題を解決するには、単に「入ってこないで」と言うだけでは根本的な解決にはなりません。外国人観光客に日本のルールやマナーをどうやって伝えていくか、そして、万が一問題が起きた場合にどう対応するべきか、私たち一人ひとりが考え、議論していくことが大切です。

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