国会の中での大切な話し合い
皆さん、日本の政治の中心である国会が、どのような場所かご存知でしょうか?国会は、私たちが選んだ代表者である国会議員が集まり、国の法律を作ったり、国の予算を決めたりする、とても大切な場所です。
国会には「衆議院」と「参議院」という2つの院があります。この2つの院がそれぞれ独立して活動していますが、時には両院が一緒に集まって話し合いをすることがあります。それが「両議院懇談会」と「両議院総会」と呼ばれるものです。なんだか難しそうな名前ですが、それぞれどんな意味があるのか、見ていきましょう。
両議院懇談会と両議院総会、どう違うの?
「両議院懇談会(りょうぎいんこんだんかい)」と「両議院総会(りょうぎいんそうかい)」は、どちらも衆議院と参議院の議員全員が集まって話し合う場ですが、その目的や位置づけが少し違います。
両議院懇談会は、一般的に1つの政党の議員の「意見交換の場」として開催されます。特定のテーマについて、両院の議員が自由に意見を述べ合い、情報共有をすることが目的です。例えば、重要な外交問題や、災害対策など、国民全体に関わる大きな課題について、政府から説明を受けたり、議員間でざっくばらんに意見を交わしたりする場として使われます。あくまで「懇談」なので、何かを決定したり、決議したりする権限はありません。しかし、ここで交わされる意見は、その後の国会での議論や政策決定に大きな影響を与えることがあります。
両議院総会は、より公式な意味合いを持つ会合です。これは、特定の法律や国家的な重要事項について、両院の議員が合同で討議し、最終的な意思決定を行う必要がある場合に開催されることがあります。例えば、憲法改正の国民投票を行うかどうかなど、国のあり方を大きく左右するような重要な局面で開かれることが想定されます。両議院総会は、法的拘束力を持つ決定を行うことができる、非常に重い意味合いを持つ会議と言えます。
自民党が7月28日に4時間半にわたって開いた両院議員懇談会では、石破首相の辞職を求める声があがり、「両院議員総会」の開催を求める意見が出されました。
自民党の両議院総会は8月7日に開催される予定で、この時に石破首相が自分で「辞職する」と言うか、総会の中で「クビ」を言い渡されるか、はたまた他の選択があるのかといった状況になっています。
石破総理はなぜ辞めないの?
石破首相が続投の意思を続けている主な理由として、以下の点が挙げられています。
政治空白の回避
参議院選挙での大敗を受け、党内からは辞任を求める声が上がっていますが、石破首相は「政治空白の回避」を理由に続投の意思を明確にしています。特に、現在の国際情勢や経済情勢において、国のトップが不在となる期間を避けることが重要である、という考えがあるようです。
しかし、「首都直下型地震や南海トラフ地震がいつ起こるかわからないから」というような発言もあり、「小学校低学年ならうなづく人もいるかもしれないけど・・」というようなあきれ声も上がっています。
日米間の合意の着実な実行
直近では、アメリカの関税措置を巡る日米間の合意について、これを着実に実行していく必要性を挙げて、自身の続投への理解を求めています。これは、外交における継続性の重要性を強調し、政権の安定が国際的な信頼維持に不可欠であるという認識に基づいていると考えられます。
「果たすべき責任」
石破首相は、両院議員懇談会後にも「果たすべき責任を果たす」と述べ、改めて続投する意向を示しています。これは、首相としての職責を全うするという強い意志の表れであり、自らが解決すべき課題があると認識していることを示唆しています。
しかし、党内では続投への反発が強まっており、国会議員の大半からも、地方の県連(政党が各都道府県に持つ「地域の拠点」)も、「スリーアウト」の責任追及を強化していて、自発的な辞任を促したい考えです。首相にとっては厳しい状況が続くと予想されます。
まとめ:石破首相はどうすべきだと思いますか?
私たちの生活に直結する政治のトップ、内閣総理大臣の進退は常に国民の大きな関心事です。特に、最近の国政選挙の結果や、内閣支持率の動向を見ると、石破首相の今後の動向について様々な憶測が飛び交っています。
続投か、退陣か?注目されるポイント
現在、石破首相は続投の意向を示していますが、その状況は流動的です。首相の進退を左右する主な要因として、以下の点が挙げられます。
- 党内の求心力: 参議院選挙での自民党の大敗は、首相の党内での求心力に大きな影響を与えています。党内の主要な派閥や有力議員が、首相の続投を支持するかどうかが重要なカギとなります。特に、次期総裁選を見据えた動きが活発になる可能性もあります。
- 国民の支持: 各種世論調査で示される内閣支持率の動向は、首相の進退に直接的な影響を与えます。支持率が低迷を続ければ、党内からの退陣要求がさらに強まる可能性があります。

- 外交・経済などの重要課題への対応: 国際情勢の不安定化や、国内経済の課題など、喫緊の課題への対応能力も問われます。例えば、日米間の貿易交渉の行方や、物価高対策などが国民の評価を左右するでしょう。これらの課題に対して、明確なリーダーシップを発揮できるかどうかが注目されます。
- 臨時国会の動き: 今後の臨時国会では、野党からの追及がさらに厳しくなると予想されます。国会での答弁や、重要法案の審議を通して、首相が国民や野党に対して説明責任を果たせるかどうかが問われるでしょう。
首相退陣になったらどうなる?
もし首相が退陣するとなった場合、新たな首相がこのように選ばれます。
- 内閣総辞職: 首相が辞任を表明すると、内閣は総辞職します。
- 国会による首班指名: 衆議院と参議院の両院で、新しい内閣総理大臣を指名する投票が行われます。通常は、衆議院の指名が優先されます。
- 新内閣の発足: 指名された人物が、天皇による任命を経て、新たな内閣を組織します。
私たちにできること
政治の動きは複雑に見えるかもしれませんが、私たち一人ひとりの声が政治に届くこともあります。日々のニュースに関心を持ち、様々な情報源から正確な情報を得ることが大切です。
石破首相が続投するのか、それとも新しい首相が誕生するのか。その選択は、私たちの未来に大きな影響を与えます。皆さんも、今後の政治の動きに注目し、自分たちの社会をより良くするために、何ができるかを考えてみてください。


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