尖閣諸島はどうして守る?

外交や国際的な問題
インドネシアの「女ゴルゴ13」と言われ、漫画にもなったスシ・プジアストゥティ海洋・水産相

尖閣諸島ってどんな場所?

沖縄県の北西にある尖閣諸島。誰も住んでいない小さな島々ですが、日本の大切な領土です。 この島の周りの海では、日本が管理する海なのに、外国の船が勝手に入ってきたり、漁をしたりする問題が続いています。

特に、中国の公船や漁船が日本の領海に何度も入ってくるため、海上保安庁が対応に追われています。 なぜこのような問題が起きているのでしょうか。日本は「遺憾」「遺憾」と口だけの対応に終始していますが、平和的な解決を目指す日本の姿勢は、本当に正しいのでしょうか。

ちょっと前まで日本は外国に対して毅然とした態度をとっていたんだよ

石原慎太郎氏の「東京都が尖閣諸島を買い取る」に、国民が大賛同

2012年4月、当時の東京都知事だった石原慎太郎氏が、アメリカでの講演で「東京都が尖閣諸島を買い取る」と発表しました。この発言は大きな話題となり、島を守ろうという思いから、多くの国民が東京都に寄付金を送り、総額はなんと約14億8000万円にものぼりました。

しかし、国は「特定の地方自治体が購入すると外交問題がさらに複雑になる」と考え、最終的に国が所有者から島を買い取ることを決めました。同年9月、日本政府は尖閣諸島を20億5000万円で購入して国有化しています。

北朝鮮の工作船と銃撃戦。自爆沈没した船の引き揚げ命令を出した扇千景氏

2001年12月に北朝鮮の工作船とみられる不審船が日本の排他的経済水域内で確認され、海上保安庁の巡視船と銃撃戦になりました。不審船は最終的に自爆して沈没しました。

当時の国土交通大臣だった扇千景氏は、多くの反対を押し切って、不審船の引き揚げを命じ、現在もこの工作船は横浜の海上保安資料館(赤レンガパークの近くです)で展示されています。

私も見に行きましたが、船は漁船に偽装されていましたが、機関砲やミサイルのような大型銃器で武装されていました。銃撃戦の弾痕も生々しく残っていました。こんなのと日々向かい合っている海上保安庁のみなさん、自衛隊のみなさん、本当にご苦労さまです。

この事件は、日本が過去に毅然とした対応をとっていた事実を示しています。 また、自衛隊は、日本の領土や国民の命を守るための組織です。もし、尖閣諸島でさらに深刻な事態が起きたら、海上保安庁だけでなく、自衛隊も出動することになります。

しかし、自衛隊が行動するにも、厳しいルールがあります。国際的な非難を避けるため、自衛隊が武器を使うには明確な理由がなければなりません。こうした背景から、海上保安庁も自衛隊も、非常に難しい判断を迫られながら、日本の安全を守り続けています。

インドネシアの「女ゴルゴ13」は違法船を次々と爆破

インドネシアでは、2014年の就任以降、スシ・プジアストゥティ海洋・水産相は、違法に漁をしていた外国の漁船を拿捕し、見せしめとして爆破処分する強硬な方針をとっていました。

インドネシア 爆破される違法漁船と歓喜のインドネシア国民

これは、違法な漁業によって、年間200億ドル(日本円で約2兆円)もの大きな損失が出ていたためで、爆破した外国船は150隻以上。「女ゴルゴ13」という異名で呼ばれるほど、この問題に厳しく対処しました。

しかし、日本は国際法に基づいて、あくまでも冷静に対応しています。この姿勢は、外交的な対立を避けるためや、無用な争いを起こさないためですが、その一方で「対応が弱腰すぎるのではないか」という批判の声も上がっています。


各政党が考える「日本の海」の守り方

ここでは、尖閣諸島をめぐる問題について、各政党がどのような考えを持っているか、公約や発言をもとに紹介します。

自由民主党(自民党:保守、中道右派 左傾傾向) 尖閣諸島は日本固有の領土であり、領土・領海・領空を断固として守り抜くという立場です。海上保安庁や警察、自衛隊との連携を強化し、不測の事態に備える方針です。

立憲民主党(革新、中道左派、リベラル) 尖閣諸島をめぐる現状に対して、冷静かつ毅然とした外交交渉を重視しています。軍事的な衝突を避けるため、緊張を高める行動は慎むべきだと考えています。

日本維新の会(保守、右派、リベラル) 尖閣諸島を防衛するため、平時から海上保安庁と自衛隊が連携して対応できるようにすべきだと主張しています。また、領海侵入を繰り返す船に対しては、より厳格な対応を取るべきだという立場です。

公明党(中道、保守) 外交による平和的な解決を目指すという立場です。冷静な対話を続けることで、問題の解決を図るべきだと考えています。

国民民主党(中道、保守、リベラル) 尖閣諸島は日本の領土であると明確に主張し、安全保障を強化すべきだと考えています。また、海上保安庁の体制を強化し、日本の領土を守るための体制を整えるべきだと主張しています。

日本共産党(革新、左派) 尖閣諸島をめぐる問題は、平和的な外交交渉によって解決すべきだと考えています。武力による解決は絶対に避け、憲法9条を守るべきだという立場です。

参政党(保守、右派) 日本の領土を守るため、自衛隊による防衛体制を強化すべきだと主張しています。また、国民の愛国心を高めることで、領土を守る意識を高めるべきだという立場です。

れいわ新選組(革新、左派) 尖閣諸島をめぐる問題は、軍事的な解決ではなく、外交による解決を重視しています。また、沖縄県民の意思を尊重すべきだと考えています。

日本保守党(保守、右派) 尖閣諸島は日本の領土であり、自衛隊による防衛体制を強化し、不法な領海侵犯に対しては、より強い態度で臨むべきだと主張しています。


日本の未来は、わたしたち次第

尖閣諸島をめぐる問題は、誰かが決めることではなく、わたしたち一人ひとりが真剣に考えるべきことです。

政府の外交が弱腰だという批判もありますが、国の方針は、わたしたち国民一人ひとりの意見や、選挙で選んだ政治家によって作られます。

日本の未来の外交姿勢を、みなさんはどのように変えていきたいですか。

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